歴史
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リンパマッサージ
歴史
ここでは少し視点を変えて、リンパの歴史を見てみましょう。まずリンパという言葉ですが、これは英語の「lymph」からの外来語です。そのLymphはフランス語の「lymphe」からとった言葉で、フランス語の「lymphe」はラテン語の「lympha」に由来し、語源は「泉の女神」や「水の女神」を意味するギリシャ語「nymph」だそうです。
やはりみずみずしく美しい女神が登場するのですね。さてみなさんはリンパドレナージュという言葉をお聞きになったことがあると思います。これはフランス語で、「リンパ排泄法」という意味です。
リンパドレナージュは、エミール・ヴォッダーという博士が鼻炎とうっ血に悩む患者を触診した際、首と喉のリンパ節が腫れているのを感じ、直感的にリンパ液の流れが停滞したことによる症状だと判断しました。そしてマッサージを施すと、その患者は治ったそうです。
その後、多くの臨床を重ねて、1936年にリンパ液を排泄(ドレイン)するという意味の「リンパドレナージュ」を学界に発表しました。リンパドレナージュの経緯は以上ですが、リンパマッサージ自体、ヨーロッパには元々、医療行為としてありました。
長期間入院している患者は、ほとんどが寝たきりの状態で自由に体を動かすことができません。そのためにリンパの循環が悪くなり、免疫機能が衰え、ますます病気が治らなくなります。リンパの循環をよくしようとするために患者さんの体をマッサージしていた長い歴史がヨーロッパにはあったのです。